なぜ転職をしようと思ったのですか？

大学卒業後、長くアパレル業界で販売職をしていました。接客を通じて多くの人と関わる楽しさもありましたが、働くうちに「もっと長期的にキャリアを築ける仕事に就きたい」という思いが強くなりました。特に、数字管理や事務作業が得意だったこともあり、事務職への転向を考えるようになりました。

最初は一般事務職に転職し、伝票処理やデータ入力を担当していましたが、次第に「もっと専門的なスキルを身につけたい」と感じるように。そんなときに、簿記3級を取得して、経理サポート職へキャリアチェンジを目指すことを決意しました。

ただ、いきなり正社員採用で経理職に就くのはハードルが高いと感じ、働きながら適性を見極められる「紹介予定派遣」という働き方に興味を持ちました。「まずは派遣社員として経験を積みながら、正社員を目指せる」という柔軟なスタイルに大きな魅力を感じたのです。

転職に際して、不安に感じたことがあればお聞かせください

やはり「未経験から経理職にチャレンジできるのか」という不安が一番大きかったです。簿記3級の知識だけでは、実務にどこまで通用するのか見えませんでしたし、事務経験があるとはいえ、専門用語や業界特有の業務に戸惑うのではないかと心配していました。

また、紹介予定派遣という働き方自体も初めてだったので、正社員になれなかったらどうしよう、という不安もありました。最初は契約期間があるため、「この短期間で評価されなければ…」とプレッシャーに感じることもありました。

ですが、事前に派遣会社の担当の方から詳しい説明を受けたり、職場見学の機会をもらったことで、実際の業務イメージを持つことができ、不安がかなり軽減されました。特に、事務所の雰囲気や上司・同僚となる方々の様子を知れたのはとても大きかったです。

経理サポートスタッフを利用してみてどうでしたか？

しかし、登録時にこれまでの事務経験や得意分野を丁寧にヒアリングしてもらい、ただ経理知識があるだけでなく「細かい作業を丁寧に進める力」「正確に数字を扱う力」も経理に活かせると教えてもらい、自信につながりました。

また、派遣先企業との面談前には、過去に同じ会社で働いていた方々の雰囲気や、面接でよく聞かれるポイントも共有していただき、心の準備ができました。実際に派遣スタート後も、定期的に担当者の方が様子を聞いてくださり、ちょっとした疑問もすぐに相談できる環境が心強かったです。

紹介予定派遣だったため、「職場が自分に合うか」「業務についていけるか」を見ながら段階的にステップアップでき、半年後、無事に正社員として登用していただきました。

現在の職場について

現在は、製造業の本社経理部で、売掛金管理や請求書発行を中心に担当しています。チーム内はとても穏やかな雰囲気で、わからないこともすぐに相談できる環境です。

経理の実務をこなしながら、さらに簿記2級取得に向けて勉強も続けています。未経験からスタートした私でも「できることが増えている」と実感できる毎日で、ここからさらに専門性を高めていきたいと思っています。