東海エリアの経理・総務の年収事情~アナタの年収、高いの?低いの?年収アップを目指すには!?~

経理総務はもちろん、あらゆる職種における勤務条件の中で最も重要な要素のひとつが【年収】。
「経理総務の年収は低いのかな?」「今の年収は経験やスキルに見合っているのかな?」「他の会社だったら年収が変わるのかな?」などと思っている方もいるでしょう。
そこで今回は、愛知県を中心に東海エリアの経理・総務の年収事情についてお伝えします。
東海エリアの年収事情
職種別の前に、まず東海エリア全体の年収事情を見ていきましょう。
愛知県を中心に、東海エリアは製造業が盛んで、製造品出荷額は44年連続で全国1位をキープしています。優良大手企業も多いため、経済的に豊かで高い給与水準となっています。
令和6年賃金構造基本統計調査によると、愛知県の平均年収は548万円。全国47都道府県のなかで4位、中部地方のなかでは1位に位置します。
また、三重県の平均年収が505万円で全国9位、静岡県が499万円で全国13位、岐阜県が456万円で全国29位となります。
ちなみに全国平均は526万円と高い数値ですが、これは1位~4位の東京都・神奈川県・大阪府・愛知県の値が平均値を上げていると思われ、実際に5位の京都府以降は平均値を下回ります。
経理・総務の年収事情
では、経理・総務の年収はどうでしょうか。
同じく令和6年賃金構造基本統計調査によると、東海エリアの経理・総務関連職の平均年収は以下のようになります。(参考に全職種・また全国平均も記載します)
| 愛知 | 三重 | 岐阜 | 静岡 | 全国平均 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 全職種 | 548万円 | 505万円 | 456万円 | 499万円 | 526万円 |
| 公認会計士・税理士 | 600万円 | – | 493万円 | 609万円 | 855万円 |
| 経理 | 505万円 | 479万円 | 424万円 | 466万円 | 508万円 |
| 総務 | 557万円 | 460万円 | 438万円 | 465万円 | 512万円 |
※三重は公認会計士・税理士の正確な値なし
公認会計士・税理士の年収は全職種の平均を上回りますが、経理総務のお仕事は平均よりやや下回ることが多いようです。
経理総務は直接売上に関連する業務ではなく、また仕事の成果が数字として伝わりにくいため、評価制度によっては年収が伸びにくくなるケースがあります。そのため、たとえば出来高やインセンティブのある営業や各種手当が多い現場関連の職種に比べると年収が上がりにくく、結果として平均よりやや低くなる傾向があると考えられます。
また同じ経理総務職でも、年齢や役職、企業規模、業務内容、勤続年数などで年収差が発生します。
<年齢・役職別の年収の目安>
一般スタッフ/20代〜30代前半 :350〜500万円
中堅(主任・リーダー)/30代後半〜40代 :500〜700万円
管理職(課長〜部長) :700万円〜900万円以上
上場企業・外資企業の役員クラス :1,000万円超も可能
※経理と総務両方を担当する場合、責任範囲が広くなる分、同年代でも年収が上がるケースがあります。
<企業規模・業界別の年収の目安>
中小企業 :350万〜450万円
中堅企業 :450万〜600万円
IPO準備企業 :500万~700万円
大企業・上場企業 :600万〜800万円以上
※IT・金融・製薬・外資系企業など、利益率が高い業界では管理部門の待遇も良い傾向があります。
現在の年収がこの目安と大きく異なる場合は、経験や業務内容などが評価基準に達していない可能性もあります。
それでは、年収をアップさせるためにはどんな方法があるでしょうか。
【年収】アップのために
経理総務職として、年収アップを目指すには、以下のような手段が考えられます。
◆業務経験を積む
まず考えられるのは、業務の知識・スキルをアップさせることです。例えば経理なら決算・予実管理・経営企画・資金調達など、総務なら労務、人事評価制度や人事制度の運用や設計など、処理できる業務の種類の増加や業務の内容が高度になれば、企業からの評価が上がり、年収アップにつながるでしょう。実際に、担当している業務内容によって、同じ年数・同じ職種でも年収に100万円以上の差がつくことも珍しくありませんよ。
◆役職(マネジメント職)に就く
知識・経験を積んだ後は、グループや部署の管理職、さらには企業の役職を目指しましょう。マネジメントスキルを磨き、部門全体を見られる立場になれば、管理職・役職として昇進するとともに年収も自ずと上がっていきますよ。
◆資格・スキルの取得
経理総務の業務に役立つ資格や専門性の高いスキルの取得も、年収アップを目指すための有効な方法です。
日商簿記1級、公認会計士、税理士、社会保険労務士の資格、TOEIC、税務・IRなど専門領域の知識、会計システム運用スキルなどは、企業に評価され、年収にも反映されやすいでしょう。
また、企業によっては資格手当や職種手当として年収に直結する制度もありますよ。
◆経理/総務両方の担当
経理・総務は企業のバックオフィス部門として重要なポジションです。どちらの業務も対応できる人材は企業から重宝されるでしょう。
特に「経理+総務+人事」を横断できる人材は、ニーズも高く、評価・待遇アップが見込まれます。
◆転職による企業・業界チェンジ
年収の上がり方や評価の仕組みは企業の規模により大きく異なります。中小・中堅企業では業務範囲が広く、裁量を持って働ける一方で、昇給や役職ポストの数が限られており、一定の年収レンジで伸びが緩やかになるケースもあります。一方、大手企業や外資系企業では、役職・職責ごとの年収レンジが明確に設定されていることが多く、経験やポジション次第で年収が大きく変わる可能性があります。
また、業績好調の業界やベンチャー企業へ転職することも1つの方法です。特にベンチャー企業は一般的に管理部門の体制がきちんと整っていないことが多く、仕事は忙しくなりがちですが、その分成果が認められやすくなります。また上場や事業拡大などにより、将来的に年収が大きく上がる可能性もありますよ。
まとめ
経理総務の年収は決して一律ではなく、業務内容・責任範囲・評価制度によって大きく変わります。
中小企業でも高年収を実現しているケースは多くありますし、スキルと経験を積み重ねることで、1000万円以上も目指せます。
また、裏方と思われがちな職種ですが、会社経営を支える中核ポジションでもあります。
安定性と収入の両立が可能な職種といえるでしょう。
最後に…
勤務条件において大きなウェイトを占める年収ですが、もちろん年収がすべてではありません。各種手当や制度、福利厚生、仕事のやりがい、職場環境、ワークライフバランス…様々な要素の中から、自分が何を重視するのかを熟考する必要があるでしょう。
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